作者高津カリノ
ヤングガンガン連載

作品紹介
アイドルよりミジンコのがカワイイと言う異常なまでの小さい物が好きな高校生小鳥遊宗太。彼が勤めるバイト先のファミレスの同僚は小学生の様に背が小さい高校の先輩、男性嫌いで男をすぐ殴るまな板胸の一つ年上の人、やけに人の情報を知っている人、刀を腰に下げたほわほわした人、空気のような人、年齢不詳の家出人、働かず多飯ぐらいな店長など超個性的な面々。そんな面子が繰り広げる会話劇を楽しむ4コマ漫画です。
ここまで

前巻で小鳥遊が説教したことで、伊波さんのデレが始まった今巻。伊波さんがどんどんヒロイン枠に収まっていく様は見てて楽しい。相変わらず殴るのは止められないんだけど、照れ隠しの殴りが入っているとか言い始めているのがかわいい。しかし小鳥遊が変態だから競争率が低くていいと思ったり、今の男嫌いが直らない方が小鳥遊と一緒にいれると考えたりと、本末転倒なことを思うんだから伊波さんも例にもれずどこか狂っている。
それでもこの巻のなかで小鳥遊家へのお泊りまでいくんだから、なにもしらずに外部からみたら充分進んだカップルの行動になっている。これだから周りからもさっさとくっつけとなるよな。まあ実際に小鳥遊家を含め着実に外堀埋めは進んでいる。最大の障害になりそうな泉姉さんが気にいったんだから大丈夫。変な誤解をもってしまったなずなはまぁ、人としての宗太の威厳は知らんが伊波自身には問題無い。

一方店内のもう一つのカップル未満である佐藤・八千代も、ひょんなことから名前呼びという少しの進展を見せる。きっかけが店長の長期不在による禁断症状からという完璧な外部環境から進展するのがヘタレな佐藤らしい。
けれど八千代も佐藤がいつかバイトを辞めるかもと気付いて、これまでの人とは違う寂しさを感じたりと一番鈍いと考えてた八千代のココロが揺れてきたのは注目したい。

今巻はこの2カップルの話が多いから恋愛部分を好まない人の場合はあまり面白くないかも。それ以外にもさりげなく相談ネタを増やしている相馬や、うざさに磨きがかかっている山田など通常通りのギャグも変わらずに入ってるとはいえやはり比率としては少なくなっているし。

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