作者:松江名俊

少年サンデーコミックス
週刊少年サンデー連載

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感想は以下から

兼一が梁山泊に入門し、本格的な修行が始まった2巻。最初の頃は兼一も当然貧弱ボディ、しっかりあばらが浮いてるんだからまさにもやしっ子である。しかし何度見ても今までまったく運動してこなかった人の始める筋トレじゃないよこれ。頭の上と足の上の鉢は熱湯で満たして倒れたりしないように、脇の突起物は腕を下さないように、足のロープとお尻の下の線香(?)は膝の角度を直角で維持するために、逃げ場無しの強制筋トレだよ。唯一の逃げ道は握力用の壺を話すことだけど、秋雨は普通に離してから落ちるまでに掴んで持ち直させそうで怖い。

またこの巻では兼一の根性や生き方を描写してるから盛り上がる。武術をどう使いたいかという信念をきちんと示し、そのために力と勇気を欲しがる様は強く共感できた。

あと途中で兼一の家族の描写が何度か出てきたけど、なかなかに強烈な父親だな。これまでに兼一がイジメられて帰ってきた際にも今回のような反応が何度もあったんだろうなと想像できる。

技の修行ではさっそく逆鬼が面倒見の良い性格が露呈していっている。逆鬼みたいなタイプは先生というより兄貴だな。そして逆鬼の教えである「山突」を活かして筑波先輩に勝つのは見ててスッキリするし、まさに修行の成果が出たという感じがして楽しい。

そして新たにキサラ、さらにケリの古賀、投げの宇喜多、突きの武田と強そうな相手が登場。少しずつ不良のレベルも上がり始めたぞ。しかしこの頃のキサラの方が今より色気がある気がする。まあ絵のタッチの差もあるけど、今のキサラはカワイイ側だからな。

外での修行中に古賀とエンカウントして次巻へ。古賀たちの驚き顔が無かったらかなりの確率で逆鬼を敵キャラと勘違いしてしまいそうだ。

史上最強の弟子ケンイチ 1巻感想はこちら

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