作者:松江名俊

少年サンデーコミックス
週刊少年サンデー連載

感想は続きから
今でも連載中で集めてる作品だけどまだ感想を書いてなかったので取り上げる。随分と長くなってしまったので申し訳ない。

元々は少年サンデー超増刊(現『週刊少年S(スーパー)』)で連載していた『戦え!梁山泊 史上最強の弟子』のリメイクとして始まったこの作品。だから最初の頃の話の流れは前作とかなり近いけど、だからこそ逆にそういった類似点や相違点を楽しむのもアリだと思う。ジャンルとしては格闘漫画になるかな。

遅刻しそうで急いていたら女の子と遭遇。状況としては典型的なボーイ・ミーツ・ガールだが、この作品の場合遭遇といっても、女の子を後ろから追い越そうとしたら投げられたという衝撃的な出会い方である。

ケンイチを"フヌケン"と呼ぶ新島の登場。登場シーンはどうみてもかませ犬タイプだなぁ。でもこの頃の生徒のデータを調べ上げて評定しているのが、今の状況判断能力につながっていると考えるとうまく成長させたなと思う。新島に限らないが過去の単行本を見返すと現在のキャラの成長を知ることが出来るから楽しい。

空手部に行くとチビで貧弱なもやしだからと稽古を付けてもらえずサンドバッグ役。不良が集まりまくってるからなこの学校。どこのヤンキー漫画の登場高校だよってくらいに。そして苛められて、辞めようかと考えても"フヌケン"と呼ばれたのが悔しく続けるケンイチが好印象。根性があるってのはこの後の修行シーンにも繋がっていく大事な要素であり、ただの天才型の主人公にならないためにも重要になっていくだろう。

一人さびしく友人の作り方の本を読みながら昼飯を食べていると、木の上で弁当を食べてる美羽に話しかけられる。ケンイチがよく読んでいる大学館のハウトゥーシリーズ初登場でもあるかな。しかし投げ飛ばされたり踏まれたり、何だかんだで美羽のケンイチに対する攻撃回数って多いだろうな。また、空手部に所属しているケンイチに対して意味深な目をする美羽。正直最初の美羽は不思議系に近い気がする。

そしてヤクザに絡まれてる美羽を発見したケンイチ。大人はみんな弱い者いじめを見て見ぬふりをしているというキーワードに反応して助けようと殴りかかるケンイチはまさに主人公って感じであり、また最初っから正義感溢れていて動くのではなく、ヘタレで初めは動けなかったのがケンイチのキャラをよく表してる。だが当然一瞬で強くなるわけもなく、ラッキーパンチが一発入った位じゃ全然相手は平気なわけで。それを美羽があっという間に倒してしまうのは、ヘタレでフヌケなケンイチが武術の世界に憧れる起点となるのに十分だっただろうね。

その後、同じ空手部1年の大門寺と部の在籍をかけた試合をすることに。見るからにムッキムキな大門寺は、身体能力が劣る者が勝る者を倒すための武術という定義を紹介するにはうってつけの人物だった。しかし彼金属製と思われるバケツの底を突きで破ってたけど、よくケンイチは数発耐えれたな。この時から頑丈さの片鱗は有ったのかも知れない。そして美羽に習った扣歩と擺歩のもう一つの意味を理解して見事に投げ技を使い倒す。技を知ってすぐに倒すのではなく、ちゃんと特訓シーンがあって、さらに根性があるのも見てとれるからこそ、ケンイチの勝利を喜べると思う。また勝っても、大門寺が空手部を離れたくないのを見て勝ちを譲ってしまうお人好しさは格闘漫画の主人公には合わない性格かも知れないが、だからこそケンイチの魅力になっていると思う。

大門寺に勝った結果、さらに強い不良の筑波先輩に目を付けられる。さらに強くなるために美羽の紹介で梁山泊へ。梁山泊の人たちは皆強烈な第一印象だな。全員見かけたら注目しちゃうよ絶対。それくらい見た目からして濃い。そしてこの梁山泊が美羽の家だと判明。そりゃこんな面子の中に居たら強くなるよなー。ケンイチの運命はどうなってしまうのか、というところで次の巻へ続く。

という訳で1巻の感想だったけど、やっぱり今と比べると結構絵柄変わったなというのが見返してみての第一印象。そしてうまくこの初期のキャラも再利用してるなぁと感心する。
作品としては、王道の格闘少年漫画であり、古い展開と思われるかもしれないが現在においてそれは逆にこの作品の強みになっていると言えるだろう。自分のかなり好きな作品であるので、興味を持っていただいたら是非手に取って見てもらいたいモノである。

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史上最強の弟子ケンイチ 2巻感想はこちら