作者:日下秀憲、真斗
てんとう虫コミックススペシャル

感想は続きから
1章の最後を飾る3巻。ロケット団との決戦やポケモンリーグと盛りだくさんな内容になっている。

まずレッドとグリーンがそれぞれ出来ることを用いてヤマブキシティに入ろうとするのは、今まで反発してきたライバル同士が協力するということで互いの成長を感じることが出来る。

対幹部戦はそれぞれ小道具を上手く利用したと思った。しかし町に広がる程の放火を行うとは結果だけきくとなかなか鬼畜な所業である。ブルーは口車がうまいね、ナツメの煽り耐性が低いともいえるが。だが肌やスタイルを気にするナツメはかわいいと思うよ、うん。

トレーナーバッジの力によって合体したフリーザー・ファイヤー・サンダーに対抗する最初の3匹そろぞれの最終形態。まさに決戦という感じがして見てて盛り上がる。複数タイプの合体技というのは王道ながらロマンだね。

ひと段落して、ミュウツー戦はプテラがある意味頑張った、カビゴンだけでも相当キツイだろうに。またカツラが大人の責任の取り方って感じでかっこいい。

そしてサカキ戦はカリスマのある悪役としての威厳が出ていると思う。『トレーナー自身のスピードやパワー、そして力量が実は重要と知る必要がある』というセリフは、まさにポケットモンスターの世界においてポケモンとトレーナーが共にいる理由を表していていると思うので好きです。そしてやられ方も相手を認めながら倒れるというのは敵役としての威厳を落とさないのでかっこいい締め方だと思う。

最後のポケモンリーグでは、今まで謎が多かったブルーの過去を暴き、同時に伏線として次につなげられる形にしていて物語として読み手に興味を抱かせることに成功している。
そしてレッドとグリーンのライバル同士の決勝戦。互いに相手の良い部分を吸収し、環境や状況を利用した互角の戦いというのは読み応えがあって熱い試合です。また決め手が初期の3匹による合体攻撃というのが章の締め、冒険の一つの終わりというのをうまく演出していると思う。

1章全体として、これからの章への伏線を貼りつつ、一つの物語を綺麗に終わらせている。ゲームをやったことがなくても恐らく普通に楽しめるのではないか。またやったことがある人はゲームのポケモンの世界観を基にアレンジされたこの世界を楽しめると思う。ただ逆にいえばオリジナル性も結構高いので、原作でのキャライメージなどを大事にしたい人には向かないかもしれない。

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